余市岳


コルからの余市岳




 メンバー:生田真也、生田愁子、長友敬一、北峰岳朋会の方々

 2004年3月19日
 熊本から羽田乗り継ぎで札幌に飛ぶ予定が、飛行機の遅れで今日中に札幌に入れない! 愁子さんの粘り強い交渉で、名古屋経由でやっと席を確保出来た。夜は札幌駅傍のワシントンホテルに投宿。近くの飲み屋で乾杯!

 2004年3月20日
 早朝、北峰岳朋会の漆原さんに迎えに来ていただき、小笠原さん宅で身支度をして、キロロスキー場へ。既に北峰岳朋会の方々がいらっしゃっていた。一滑りして、キロロゴンドラ(3,300m)で終点朝里(1,180m)まで。




キロロスキー場
まずは一滑り
リフトの終点
だだっ広い雪原をシールを付けて歩く


「飛行場」と呼ばれる雪原を延々と歩き、コルへ。そこで一休みして、いよいよ急登に挑む。上部は滑り落ちそうで、顔が引きつる。

この辺りの雪原は「飛行場」と呼ばれている
余市岳。左の稜線と右よりの谷筋を滑った(落ちた?)


正面の稜線を登る


登り。次第に急になる
シールもずるずる滑ってくる
まずは左手の斜面から。急で雪が深い
地元の方々は凄く上手い
果敢に飛び込む生田さん
再び登り返し、右の谷の上部へ


 とにかく(少ないながらも)私の経験した中で一番の急斜面。しかも新雪が重い。怖くて極端な後傾のうえ、へたっぴなので、スキーに雪を引っかけて、何度も何度も何度も転ぶ。ようやく下まで降りて、もう一度、今度は谷筋をアタック! 頂上付近はクラストしてアイスバーン状態だったのでビビっていたが、斜面は雪だったので一安心する。



谷筋を滑る生田さん


そこから一気にスキー場まで戻る。しばらくはキロロスキー場で楽しむ。実践的なスキーがめちゃくちゃ上手い大藤さんの合理的なアドバイスを受けて、滑りがだいぶ変わっていくのわかり、とても嬉しい。

スキー場に戻る。エレガントな滑りの愁子さん
奇遇! 沼崎さんと
ロッジで、先週北九州の八幡で中国横断山脈研究会で初めてお会いして、楽しく杯を傾けた沼崎勝洋さんにばったりお会いする。「うわー! 奇遇だね!」「ホントですね! こんなところで会うなんて!」固い握手を交わす。沼崎さんはテレマーカーで、小樽の赤岩の主。かつてはあの吉田和正を教えていた。ミニヤコンカも登っている方だ。
 夜は小笠原邸にみなさん集まっていただいて、歓迎の祝宴を設けていただいた。生田さん持参の「香露」や秘蔵の「船中八策」や「おたるワイン」を傾けながら、北海道の幸に舌鼓を打つ。お話しも面白く、夜更けまで賑わっていた。

 2004年3月21日
 今日は手稲ハイランドスキー場で半日滑って、羽田経由で熊本に帰る。短い時間を名残を惜しんで滑った。女子大回転コースは急すぎて初め怖かったが、何とか滑れた。男女回転コースのコブはまだまだお話しにならなかったが、コツをアドバイスしてもらったので、次に繋がりそうだった。林間コースは快適そのもの。





今回大変お世話になった北峰岳朋会の小笠原さんと漆原さんとそのお嬢さん
手稲ハイランドスキー場の女子大回転コース
ここでも光る愁子さんの滑り
皆様、お疲れ様でした


 しかし北海道のみなさんは本当に上手い。しかも、これだけいいスキー場があるのに、「一年に一回か二回くらいしかスキー場にはいかないなあ。いつも山を滑ってるもんで」とか「スキーってのは滑るためにあるのではなく、歩くためにある」などとおっしゃっている。漆原さんにいたっては「職場が山向こうなので、時々ショートスキーをつけて一山越えて通勤してます」とのこと。う〜む、北海道、恐るべし。

 場所もよく、雪もよく、天気もよく、人もよく、とにかく充実した濃い二日間だった。また来るぞ〜!


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