北海道 層雲峡




層雲峡・錦糸の滝。右端のルートに取り付いている。


期日:2006年2月25日〜28日
メンバー:長友敬一、池田祐司、橋井参二
     小笠原さん、中道さん、井沼さん、漆原さん、佐藤さん、大藤さん、他。

 福岡空港を午前に発って、午後に千歳へ。宮の沢で北峰岳朋会の小笠原さん、中道さんに拾っていただく。小笠原さんはプマリチッシュ(パキスタン)やエベレスト、ヨーロッパアルプス、アンデスなどの遠征経験をお持ちの北の岳人、中道さんもカフカズやヨーロッパアルプスなどを登られた5.12クライマーだ。その後、昨年モンブランに登り、シャモニでクライミングをしてこられた井沼さんが乗り込んでこられた。
 車で数時間、層雲峡近くのかんぽの宿に。既にみえられていた漆原さん、佐藤さんと合流。漆原さんは冬利尻や100kmマラソンなど、多彩な行動をされている。佐藤女史も、エベレスト、チョーオユーに遠征し、昨年は中国横断山脈に行かれたとか。この豪華?メンバーで、国稀、香露などで宴会が始まった。その登攀の話の内容に、我々はかなり刺激を受ける。

 翌日、大藤さんたちと合流して、錦糸の滝に向かう。九州の三人は、それぞれ右・中央・左にルートを分かれて、リードさせていただく。慣れないスクリューのセット、はじめて経験する氷の高さ、堅さ、もろさなどで、結構へとへと。大藤さんや中道さんは、自作のハンガーや道具を駆使しての職人芸も達者で、ルート整備などされていた。

錦糸の滝へのアプローチ
錦糸の滝1ピッチ目。ほぼ60m。
1ピッチ目の終了点。大藤さんがボルトを打ってルート整備。
1ピッチ目の抜け口。小笠原さんと井沼さん。


層雲峡・錦糸の滝最終ピッチ


大藤さん謹製の最終ピッチの終了点。これで懸垂もバッチリ! 指さしているのは佐藤さん。
取り付きにて。


 その夜も、宴会。疲労のため早じまい。夜の雨は、吹雪に変わっていた。
 明けて、吹雪の中、銀河の滝へ。観光バスの停まる広場は激しい風雪だった。長靴をお借りして、石狩川を歩いて渡る。谷筋は風が穏やかだった。

翌日は凄い吹雪。よく運転できるなぁ。
氷瀑祭りの、アイスクライミングコンペの会場。


層雲峡・銀河の滝


長靴で石狩川源流を渡渉後、登攀準備。
銀河の滝取り付きへ。
独自のシステムを伝授してくださる大藤師匠。
銀河の滝1ピッチ目の橋井さん。
2ピッチ目の雪壁の終了点。
3ピッチ目。上段の滝の下へ。


層雲峡・銀河の滝最終ピッチの大藤さん。背景のクラックも凄い。


最終ピッチ。
北大のクラーク博士の像。


 銀河の滝の後、層雲峡の温泉に。吹雪の中の露天風呂は寒い寒い! ラーメンを食べて、その日のうちに吹雪の中を札幌まで送っていただいた。ホテルで固い握手ののち、分かれる。九州組は翌日は近くの山の店で午前いっぱい過ごす。少しだけ観光して、福岡へ。
 北峰岳朋会の皆様、有り難うございました。九州にお越しの際は、是非ご一緒に!


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