中国登山報告会
2005年11月5日、東京都とはいえ近所にはオランウータンやワニや虎や熊などが暮らしている(多摩動物公園)僻遠の地、日野市の大内邸において、中国登山報告会が催された。夕刻からクライマーが三々五々集まり、コーヒーを飲みながら長友のパソコンで牛心山周辺の写真を鑑賞し、次に計画しているルートを検討した。その後、お約束の飲み会。国稀、八海山、球磨焼酎などを注ぎつ注がれつ、馬タンの薫製、なめろう、須田さんの釣ってきた江戸前のセイゴ、大内氏の蟹鍋などで話が盛り上がる。もちろん、某庵の飲み会に比べれば、池に落ちる者もパンツを晒す者も階段を踏み外す者も骨折する者も飼い犬に噛まれる者もなく、格調の高い気品のある飲みっぷりであった。山野井さんのポタラやギャチュンカンの報告、第二次RCC代表須田さんのエベレスト南西壁の話、渡辺さんの黒部の話、柏瀬さんのユーモアなど、時間がたつのも夢のうち。その後、大内さんのスライド上映会。牛心山周辺や、更に奥地を踏査して発見した登攀可能性のある岩の説明などをおこなった。クライマーにして翻訳家の海津さんには、出たばかりの御本『脱出記 シベリアからインドまで歩いた男たち 』(スラヴォミ−ル・ラウイッツ/海津正彦 /ソニ−・マガジンズ/2005)をいただいた。昨年参加された長塚さん、『山渓』の編集長に復帰される神長さんなども参加された。その夜は帰る者あり泊まる者ありで、話の花は明けて翌朝から再開し、昼過ぎまで咲き誇った。
左奥から順に、
奥:海津正彦、長友敬一、山野井泰史、長塚進吉、柏瀬祐之
中:海津さんの奥さん、大内尚樹、深田美弥子、神長幹雄
前:須田義信、渡辺斉
の各氏。
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