熊大の東端を北に真っ直ぐ進む。 |
立田自然公園(泰勝寺跡)。泰勝寺は寛永14年(1637年)に細川忠利によって建立され、細川氏の菩提寺として栄えた寺院。細川家代々のうち,藤孝公夫妻・忠興公夫妻,斉茲公,韶邦公,護久公らのお墓がある。細川玉子ガラシャ夫人のみたまも,夫忠興公とともに静かに眠っている。西側の奥まった一角に泰勝寺歴代住職の墓地がある。この墓地のなかに五輪の塔を形づくった伝宮本武蔵の墓がある。公園のほぼ中央には,百年以上たったと思われる杉の古木があり,その下に美しい苔園がある。その近くに立田山ヤエクチナシの保存木2本が6月下旬ふくいくとした八重咲のまっ白な花を毎年咲かせている。凹地は大きな池になって,その奥に細川家二代三斉公が設計したという茶室「仰松軒」がある。 |