Interlude

2007年8月18日
 帰国するピンプン溝組と分かれ、大内尚樹、大内和子、妹尾佳明、長友敬一の一行は、峠は越えずに、車をチャーターして、チョンライ山系を大回りして、双橋溝に戻ることに。360kmを、二台の軽のバン(一台は荷物用)で、9時間かけてたどり着いた。



途中で見たチベット風の民家。二階から左に張り出しているのはトイレ。下の家畜に向かって落とすようになっている。
古いチベットの民家が保存されている地区の近くで麺を食す。




峠を越えて小金県へ。
峠といっても、4,000mを越える。




中国横断山脈チョンライ山系の名峰、覇王山が奥に見える。
覇王山の勇姿。




白菜をじかに積んだトラック。よく潰れてしまわないものだ(撮影:大内尚樹)。
暗くなる頃、エンジンがオーバーヒート(撮影:大内尚樹)。



2007年8月19日
 双橋溝の王さんの宿で目覚めると、午前中は洗濯したりシャワーを浴びたりして過ごす。11:00から、毛周湾へ偵察に。この近辺には「野人峰」という看板が観光会社の手で立てられており、牛心山の南面や、この毛周湾を野人峰と思っている人が多いらしい。私たちも毛周湾を最初は野人峰と思っていた。しかし地元の人の話では、野人峰はアピ山の右手の山で、牛心山の下流の山は毛周湾と昔から呼んでいるとのことだった。当初は何ピッチか先鞭をつけようとギアやロープを持って勇んで出かけたが、結局、新しく出来た木道を歩いて、麓から観察となった。ヤクの肉のシシカバブーを途中で食べていると、一天にわかにかき曇り、強風と雨が。雨宿りしているところを老人に誘われ、白海子の麓の牧場で、王さんが迎えに来るまで、しばらく過ごした。



双橋溝左岸、小溝の入り口。
奥に巨大な壁が見える。




小溝入り口から双橋溝を登ると、今度は大溝の入り口。こちらにも巨峰が。
老鷹岩。




ポタラ峰。
標高差1,000mクラスの岩壁が連なる。




2005年に私たちがルートを開拓した牛心山。
ポタラ峰の左は、毛周湾(野人峰と間違えられることが多い)。この中央の稜線に、次はルートを引こうか、などと話し合う。




毛周湾(左)とポタラ峰(右)。
大草坪牧場でチーズを搾っているおかみさん(撮影:大内尚樹)。





毛周湾(中央)、右はポタラ峰。




左の方のカンテ。これだけでも相当な高度差だ(撮影:大内尚樹)。





大草坪牧場にて。煮た豆(シンプルながら美味!)やお茶をご馳走になった(撮影:妹尾佳明)。




牛心山遠望(撮影:大内尚樹)。




以下は、大内尚樹さん・和子さん撮影の花の写真。







































ワーグルセイ峰5,300m 初登頂(後半)



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